【2021年度最新版】リスニングを徹底攻略。発音向上が鍵??

思考の種

こんにちは、思考の種です。

高校生の時、僕は決してリスニングが得意ではありませんでした

むしろ、苦手といってよいほどでした。

普通の高校生にしては英語や勉強はできる方でした。

センター試験や共通テストだとある程度は聞き取れるけど、

高1の時に受けた英検準1級の本番では、リスニングはほとんど半分ぐらいしか得点出来なかったことを今でもよく覚えています。

どこにでもいるような、典型的な日本の受験生という感じでした。

一方、大学生になった今では、英語を実際に使用する機会が増えたし、授業が英語で行われることも増えました。

留学やクラス分けの指標として、TOEFLを受ける必要があるし、

そもそも授業で英語が聞き取れなければ内容うんぬんの前に門前払いです。

大学では、英語で発言を求められる機会も増えたし、自由時間が増えて、オンライン英会話も始めました。

その中で、ある程度のリスニング力とスピーキング力は磨かれてきたけれど、やっぱり自分の英語力はまだまだだと思うし、

もっと楽に、まるで母国語のように英語を聞き取りたい

もっと自由に英語を操れるようになりたい

もっと綺麗にかっこよく発音したい

という思いが次第に芽生えてきました。

留学に必要なTOEFLで、100点、110点を撮るには、リスニングで余裕に満点をとる必要があることを知りました。

そんな中、1度本格的にリスニングの理論や学習方法を学んで、体系的にトレーニングしてみようと思ったのです。

いろんな本を読んだ。いろんな記事を探した。いろんなやり方を試してみた。

そして、試行錯誤の上、英検1級やTOEFLのリスニングでは安定して満点を取れるくらいになりました

思考の種

でも、まだ映画を100パーセント聞き取るレベルには到達していません。。

実際にTOEFLのリスニングで満点を取るのにはとてつもない練習量とある程度の時間、根性、習慣が必要になります。この記事で紹介する方法は、正直言って時間がかかります。しかし、同時に最短の道でもあると確信しています。詳しくは後述します。

実際に英語で行われている大学の講義も、普通に聞いていても内容が以前にまして理解できるようになった。

リスニング力を伸ばした副産物として、ネイティブかと間違われるくらいの英語の発音が身に付いた

後述しますが、そもそも英語のいわゆる4技能は、互いに不可分なもので、それぞれが独立しているわけではないです。

その中でも、特にリスニングと発音は密接に結びついていて、両者を切り離して考えることは出来ないと思います。

理由は簡単。発音できないものは聞き取れず、その逆もまたしかり。であるからです。

要するに、一見別領域だと捉えがちなリスニングと発音は、実は表裏一体なのです。

この記事では、実際に僕がどうやってリスニング力を身につけたか。

そして、同時にどうやって、(自分でいうのはおこがましいですが。。)ネイティブ並の発音を手に入れることができたのか。

その全てを読者の皆さんにお伝えしたいと思います。

リスニングや発音が苦手なかつての自分がこの記事を読めば喜ぶだろうと思って、

実際に意識してきた考え方、利用してきた書籍や動画媒体やサービスも全て記載しています

したがって、今回紹介した考え方、書籍や動画を参考にして、あとは徹底的に練習さえすれば

必ずリスニング力は伸びるし、発音も改善します

もちろん、この記事の内容を鵜呑みにする必要はないし、これはあくまでも『僕』がやってきたやり方であって、

『あなた』にとってこれが最適だと断言することはできません。

しかし、あえて時間をかけてこの記事を執筆しているのは、

必ずやこの記事がひとの役に立てると思ったから、

この記事を読んでくれているみなさんに何かプラスの影響を与えたいからです。

どうしても聞き取れない。どうしてもネイティブのように綺麗にかっこよく発音できない。

そんなあなたの手助けになればいいなと思ってこの記事を書きました。

リスニングは、正しいやり方を理解して、圧倒的な練習量さえこなせば、必ずできるようになる。

これは紛れもない事実であり、この記事はこの原則を基に執筆しています。

この記事の目標は、

特に集中していなくても映画など日常的なネイティブの英語が聞き取れる

それだけではなく、

ネイティブのように(ネイティブにとって聞き取りやすいような)クリアな発音を手に入れることとします。

超簡略化して、アウトラインを述べると、

  1. 規則・ルールを知る
  2. 徹底的に基本練習
  3. 量をこなす。

という風になります。

思考の種

次の項から、もっと詳しく掘り下げていきます

目次

0 大前提 

リスニングの勉強をするなら、まずはなにから始めますか??

とりあえずリスニング問題を解いてみる?

赤ちゃんのように意味のわかりやしない英語をたくさん聞く?

映画をたくさんみる?

もちろんこれらの効果が0だとはいいませんが、

僕たちのような非ネイティブの日本人にとってあまり良い方法だとは言えないでしょう。

僕たちは、言語学的観点からすると、どのグループにも属することのない、ちょっと「変な」独立言語である日本語を操っています。

英語の音と日本語のそれにそこまで共通点が多いわけではありません。

例えば母音の音は日本語はアイウエオの5つであるのに対し、英語では20個ぐらい存在します。

それに僕たちはもう大人です。何も考えることなしに英語を左から右に聞き流しても、そもそも上達しないのです。

だからと言って、大人になってからだと遅いというわけではありません。

大人になってからだと、リスニング力はつかない!口の筋肉がないからもう発音は伸びない!

という人たちがたくさんいる人を知っていますが、

断言します。そんなのただの言い訳です。

もちろん、感覚器官が柔軟な子供の頃にしっかりと綺麗な発音を身につけていた方がよいことは事実です。

それに、聴覚器官は50歳ごろまで柔軟性を保つことが知られていますが、舌やあご、口といった運動器官は加齢の影響を受けるため、25歳ごろを境にして段々と難しくなっていきます。(参考図書 中森)

悩めるカメレオン

じゃあ、大人が綺麗な発音を身につけることは諦めなきゃだめ??

いや、そんなことは決してありません。

この記事を読んでくださっている皆さんは、すでにお分かりだと思いますが

できない理由を探しても無駄です。できる理由を探した方が断然生産的です。

もちろん、しっかりと頭を使ってやるべきこと、やらないことを明確にして、有効に限られた時間を配分したり、

圧倒的な「努力」が必要なことも事実です。

確かに僕たちはもう大人だし、「自然に」言語を習得できる時期はもうとっくの昔に過ぎています

しかし、僕たちには赤ちゃんにはない、認知力、論理的に考える力があります。

なぜ、リスニングが苦手なのか?どうして英語の音が聞き取れないのか?

その原因を明らかにして、その問題点にみあった方法でトレーニングを積めば、力がつかない訳がありません。

口の筋肉がないならば、筋トレしてつければいいだけですし、

そもそも英語の発音に筋肉のようなものが必要だと考えているところから、着目点が間違っています。

(もちろん、日本語と違う舌の動かし方や、口の動かし方にはじめは戸惑うかもしれませんが、慣れればできます)

正しく物事を理解して、正しいアプローチで対処する

こうやって、大人にしかないメリットを最大限に活用して学習を進めていくことが、重要になってきます。

どこが、日本語と英語の違いなのか。そもそもネイティブたちはどのように発声しているのか。どの音が日本語にあって、英語にはないのか。

ひとつひとつ理解して、繰り返し練習していくことで自分に身に付いてきます。

それで、冒頭の質問に答えると、リスニングの勉強をするなら、まず発音から始めます

なんで発音から始めるの??

正しい発音がわからないと、聞き取れないからです。カタカナ発音は本当に最悪なので、今すぐやめてください

そもそも発音をネイティブに近づける必要があるの??

ネイティブレベルになる必要はありませんが、少なくともカタカナ発音は絶対にやめるべきです。

2つ目の質問に対する答えは、イェスでもあり、同時にノーでもあります。

言語の役目は意思伝達ですから、「伝われば」それで良いのかもしれません。

しかし個人的には、発音は絶対に学んでおいた方が良いと思っています。

世界にはたくさんの英語話者がいて、それぞれが独自のアクセントを有しています。

英語は、コミュニケーションの手段であり、相手が理解できるのであれば発音なんてなんでもいいという人もいます。

確かにそれには一理あって、ジャパニーズアクセントでも相手に伝わればそれで良いでしょう。

しかし、ジャパニーズアクセントに慣れていないネイティブにとっては、

僕らが、インドの英語やなまりの強いアクセントの英語を聞き取ることが難しいように、

典型的な日本人の英語を聞いて理解するのは困難を伴います。

実際は、カタカナ発音の日本人英語は、英語の訛りの域を超えているという指摘もよくあります。もはや別言語だという認識でいた方がよいでしょう。

なにより、正しく発音することで、英語がしっかりと聞き取れるようになり、

相手のネイティブにも楽に理解してもらえるのですから、

発音を学ぶ価値は大きいと思います。

思考の種

なにより、発音が綺麗だとかっこいいしね!

1 そもそも発声の仕方が違っている。

僕が高校生でリスニングが苦手だったとき、よく思ったのが

CDの音声とリアルなネイティブの発音が全然違うじゃん!

ということです。

一定のリスニングの量をこなしてCDの音声はある程度聞き取れるようになった。

そんな僕が直面した課題は、リアルなネイティブの速さについていけないということでした。

速さについていくために、まず僕が着目したのが、音の変化、繋がり、脱落といったものでした。

着目点としては悪くなかったのですが、それよりももっと根本的に大事なことがあります。

日本語と英語では、発音上、大きな違いがあり、それは意識的に学習しなければ、理解することは難しいです。

もちろん、リンキング、音の繋がりなどの、規則性を理解して覚えて使いこなすことは大事です。

しかし、ネイティブたちはあんな多くの細かいルールを意識して話しているのか??

そもそも、音のつながり、変化をネイティブは意識しているのか??

そう、音の変化、繋がりといったものは、意識的に行うものではなく、楽に話した結果として生じるものに過ぎないんです。

楽に英語をはなすってどういうこと??

それは、一言でいえば、脱力して喉を使って話すということ。そして、息の使い方も日本語のそれとは違ってきます

喉を使うとはどういうことか

顔も口も全部リラックスして、口を単なる音の出口だと捉えます。

そして、喉の深いところで音を響かせます。

喉をリラックスし、響かせて使う、その結果として声が低く聞こえることがしばしばあります。

おすすめ本は、英語喉というこの本。また別記事でも紹介しようと思います。

YouTubeは、英語喉の著者である、カズさんの動画をおすすめします。

本当に喉の使い方、息の出し方を変えるだけでも全然発音が変わってきます

この記事で1番お勧めしたいのが、この「英語喉」の概念と本とkazuさんのYouTube。

YouTubeはもちろん無料なので、ぜひのぞいてみてください!!

息の量を増やす

日本語と英語を話すときに大きく違ってくるのが、はく息の多さです。

日本語よりも英語の方が基本的にはく息の量が多いです。

特に子音の擦れる音ではわかりやすいです。

TH やF の音では、落ち葉が擦れる音、窓の隙間から風が通り抜けるようなイメージになります。

それも英語でははく息の量が多いことに起因しています。

息や音の出し方ですが、日本語はぶつぎりです。ぷつ、ぷつっと、一つ一つの音を区切って発音しています。

一方英語はどうでしょうか。

あーーーーという息を沢山はいて、その上に滑らかに音を乗せていくイメージです。

思考の種

なので、音が繋がったり、同化して消えてしまったりするんですね

これも動画を見ていただくのがわかりやすいと思いますので、ぜひ英語喉さんのYouTubeをご覧になってください。

2 音に対する理解を深める

英語の音の根本的な出し方、音の響かせ方や息の量について理解したら、次には日本語になくて、英語にはある音、日本語と英語で異なるところを中心に個別の音を学習していきます。

発音記号も押さえておきましょう。

母音と子音の日本語との違いを明確に理解し、英語の音を出すことができるように何度も練習します。

日本語の音と英語の音の違いを把握し、音の数の違いも把握しましょう。

例えば、日本語の「ア」という音に対して、英語では5つくらいの音が対応しています。

その違いを聞き分けるには、自分で発音できるようになるしかありません。

舌の使い方や口の使い方、息のあて方もある程度は学習しておきます。

この段階で使用したのが、英語耳というベストセラー本。

個人的に、英語脳 みたいな名前は好きではありませんが、中身は本物。

発音向上に間違いなく役立つ本です。

他には、「英語 リスニングの鬼100則」という書籍もおすすめです。

だいじろーさんのYouTubeも参考にしました。

これまためちゃくちゃわかりやすくて、まとまっています。

利用しない手はありません。

しかし、英語喉でも紹介されているように、あくまでも口や舌の動きは副次的なものであって、実際にネイティブが話している時にはそこまで重要ではありません。

でも、音の違いを理解しておくことは本当に大事です。

それを知らないと、カタカナ発音をしてしまいます。

思考の種

英語は英語の発音でしっかりと話せるようになりましょう

3 音声変化のルールを知ろう

音声変化は、英語を喋るときの喉の使い方、息の出し方を身につけていれば勝手にそうなってきます

喉を上手に使いこなし、しっかりとアルファベットの音を理解できていれば、正直言って、音声変化を学ぶ重要度は他と比べると低いです。

しかし、非ネイティブの我々にとっては、1度知識として意識的に学習しておくことにも価値がありますから、必ず取り組んでおきましょう。

ここで使用した本は、5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる。です。

基本的な音声変化、同化、脱落といった、ネイティブが自然に話す時に生じる現象についての理解が深まりました。

私はkindle unlimitedに登録しており、使用することが可能だったので、この本を利用しました。

思考の種

いまでもKindle Unlimitedで利用することができるようなので、ぜひ登録している人は利用してみてください!

これも全て10回位反復的に取り組みました。

リンキング、リダクション。喉を使って発声するという基本の上にこれらのテクニックのような音声変化が結果として生じてきます。

これらの音声変化を身につければ、発音も綺麗になるし、映画のようなテンポの早い会話にもついていきやすくなります。

代表的な音声変化については別記事でまとめようと思います。

4 【結局】●●あるのみ

どれだけ、本を読んで発音の知識を頭に入れても、それが無意識で使えるようにならないと全く意味がありません

英語の発音・リスニングを伸ばすには、結局練習あるのみです。

具体的に言うと、この段階では

今までに読んだ、発音の本を徹底的に何度も練習します。

単なる知識ではなく、実際に発音できる、聞き分けができるレベルにまで昇華しておく必要があります。

まずは1冊の本の内容をしっかりと身につける。

自分の声を録音して、聞いてみるのも良いでしょう。

客観的に自分の発音を聞くことができます。

時にはオンライン英会話で添削してもらうのも良いと思います。

ネイティブに聞いてもらうと、自分では気づくことのできない癖やミスにも気付くことができます。

まずは、正しい声の出し方、日本語との違い、発音にまつわるさまざまな知識を、一通り体系的に学習する。

その後に、その知識を無意識で使いこなすために、何度も練習する

回数で物事を規定するのはあまり好みではないですが、3回では足りません。5回、10回、なんなら、50回位繰り返すといいと思います。

もちろん回数は個人差にもよりますが、この段階で徹底的に反復的に学習して、体で身につけれるかどうか

英語は(特に発音やリスニング)、数学や哲学といった、考える勉強というよりはむしろ、スポーツのようなもの。

もちろんしっかりと理論を学習することは大切だけど、何度も基礎的な事柄を繰り返し繰り返し体(喉、口、肺)に覚えさせることも大事です。

パソコンのタイピンングを習得したように、小さい時に漢字を覚えた時のように、理論、知識だけではなく、

実際に繰り返し練習して身につける必要があります。

思考の種

Just practice until the words you’ve learned come out in a natural way!

一方、発音の練習ばかりでなく、実際にリスニングの練習も繰り返していきましょうね!!

5 多聴なしには伸びない!

リスニングが苦手な人(かつての自分も含みます)に共通していることがあります。

それは、

圧倒的に学習量、聞いてきた量が少ない、足りないということ。

これはリーディングにも当てはまります。

結局はどれだけ量をこなしたか。それにつきます。

特に、受験勉強を一生懸命にやってきた方は、これに該当するケースが多いです。

リーディングにはある程度時間を割いてきて、ある程度はできるけど、リスニングの勉強はあまりしてこなかった人。

僕もかつてはそうで、そもそも英語を聞いてきた量が圧倒的に足りませんでした

試験でリスニングが問われる大学は、そこまで多くないですから、基本的にはリーディング、ライティングに重きを置いて勉強してきた方が多いでしょう。

でも受験勉強を一生懸命やってきた方なら大丈夫だと断言します。

理由は

  • 読解力、単語、文法など基本的知識がすでに身に付いている
  • 長時間勉強することに抵抗がない

ことが主に挙げられます。

ただ、意識しておいて欲しいことがひとつあります。

今まで読んできたのと同じだけの量を今度は「聞く」必要がある。

ということ。

日本で暮らしていて日常的にこれだけの英語に触れるには、かなり意識が必要です。

人間の意識は弱いので、周りの環境を整え、仕組みで解決することをお勧めします。

もちろん、今まで何年もの時間を英語学習(主にリーディング)に費やしてきている方が多いでしょうから、

それと同じだけの量というととんでもない時間がかかります。

これはあくまで目安ですし、実際にそこまでやらなくても十分に聞き取れるようになります。

しかし、これまでリーディングにかけてきたのと同じくらいの時間をリスニングに費やす必要がある。

くらいに思っておいた方が、良いでしょう。

何が言いたいかと言うと毎日30分や1時間では、量として足りないということ。毎日2、3時間をコンスタントにリスニングに時間を費やす必要があります。仕事や学校が忙しくて、それが厳しいなら、週末にまとめて8時間くらいは必ず英語を聞く!と決めておくといいと思います。異常も続くと日常になると言いますが、それくらいの基準を当たり前にして、量をこなすということが大事です。

ある程度発音が身に付いてきたら、あとはどんどん話したり、実際のネイティブの発音をたくさん聞いていく必要があります。

なんやかんや、語学は慣れがものを言います。

実際に僕がやったこと、使った教材は別記事にまとめます。

まとめ

まずは大人の利点を生かして、意識的に方法論、英語と日本語との違い、発音の仕方を正しく理解する

学んだ発音にまつわる知識を体で覚えるまで、無意識に使えるようになるまで、意識的に練習する。

その後に赤ちゃんが言語を学ぶときのように、ネイティブに負けないくらいの量の英語を聞く。

多聴する。慣れと量をしっかりと確保する。

思考の種

そうやって、リスニング力と綺麗な発音を身につけていきましょう!!

最後におまけ 従来の英語教育に対する批判と検討

日本の英語教育ではもっと音声の重要性に気づくべきです。

人間は言語をそもそも音声として用い始めました。

それを時空を超えて伝達を可能にし、形として保存するための手段として文字が生まれました。

いわば、文字とは音声を保存するための外部メモリにすぎません。

人間が言語を習得する過程は、文字情報ではなく、音声に導かれていくものです。

人間が文字情報を理解するときも、文字を音韻符号化することで認識しています。

つまり、読解であっても、音声が常に内在しているのです。

文字→音声ではなく、音声→文字と言う学習プロセスを経ることが大切になってきます。

もちろん、文法や構文を基盤とする読解が大事ではないということではありません。

読解技術は高等教育では必須とも言える技能ですし、筆者もその重要性を日常から認識しています。

しかし、安定した音声基盤を充実していくことが、話す、聞く技能のみならず、読む、書くにも良い影響を与えるのです。

具体的には小・中では音声を基盤とした英語学習を、そして高等学校の段階で、音声を基盤として、構文解析技術や文法訳読方など、高度に体系化された読解技術を身につけていく。

詳しくは、従来の英語教育批判と改善のための具体的提案という記事にまたまとめたいと思います。

思考の種

日本人の英語力が向上し、英語学習を主体的に行う必要性のない時代を夢見て、英語教育も進化していくことを期待しています!

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この記事を書いた人

思考の種のアバター 思考の種 京大生

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